腕の痺れ、だるさについて!
腕の痺れについて詳しく説明いたします。
腕の痺れの原因
腕の痺れは主に神経が刺激されたり圧迫されることで起こります。原因は大きく分けて日常生活によるものと病気によるものがあります。
日常生活による原因
1. 腕の使いすぎ
- 腕を使いすぎると靭帯が厚くなり神経を圧迫
- 対処法:腕を休める、継続使用は炎症を悪化させる可能性
2. 寝る姿勢の問題
- 腕枕や腕を下にして寝ることで血管・神経が圧迫
- 対処法:仰向けで寝る姿勢が体への負担が最も少ない
病気による原因
骨・関節系の疾患🦴
頚椎症性神経根症
- 加齢により首の椎間板がつぶれ神経を刺激
- 症状:片側の手・腕・肩にしびれと痛み
- 特徴:首を後ろに反らすと痛みが強くなる
頚椎椎間板ヘルニア
- 椎間板が飛び出し脊髄や神経を圧迫
- 圧迫の程度により麻痺のような重篤な症状に進行することも
胸郭出口症候群
- 首と肩の間の動脈や神経が圧迫・牽引される
- なで肩の女性や重労働者に多い
- 症状:チクチクしたしびれ、刺すような痛み、腕の色調変化
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
- 肩関節周囲組織の炎症による
- 腕を動かすと肩に鋭い痛み、腕のしびれを伴う
橈骨神経麻痺
- 腕枕などで神経圧迫(ハネムーン麻痺)
- 手の甲のしびれ、手首が上がらない、指が伸ばせない
治療法
軽症の場合
- 安静
- 患部の休息
専門治療
- 物理療法(温熱療法、牽引、低周波治療)
- 理学療法(マッサージ、ストレッチ)
受診の目安
以下の症状がある場合は受診を検討してください:
- 痛みを伴うしびれ
- 手や腕の動かしにくさ
- 持続するしびれ
- 足や顔にも症状が出た場合(早急に受診)
受診時には、しびれの頻度・誘発動作・他の症状について詳しく伝えることが重要です。
腕の痺れは様々な原因があり、適切な診断と治療が必要です。