転びやすいというお悩みについて、詳しくご説明いたします。
転倒の頻度と現状
転倒は実は非常に一般的な問題です
65歳以上の約2割が年間に転倒を経験
施設入居者では3割以上が転倒
女性は男性より転倒率が高い
転倒の主な原因
身体的な要因
1. 筋力・バランス能力の低下
下肢筋力の衰え
バランス感覚の低下
歩行能力の低下
2. 感覚機能の低下
足裏の感覚低下
3.その他
ビタミンD不足🐟
骨粗鬆症
転倒予防の対策
1. 筋力トレーニング・体操
転倒予防に重要な6つの筋肉を鍛えましょう💪
重要な筋肉群:
前脛骨筋(すねの筋肉):つま先を上げる
下腿三頭筋(ふくらはぎ):歩行時の踏み出し
ハムストリングス(太もも後面):姿勢保持・バランス
大腿四頭筋(太もも前面):立ち上がり・階段昇降
大殿筋(お尻):体をまっすぐ支える
大腰筋:上半身と下半身をつなぐ
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)を朝・昼・夕の3回習慣化することが推奨されています。
2. 歩行方法の改善
かかとから着地するように意識
つま先を上に向けるようにして歩く
背筋を伸ばし、あごを少し引いた正しい姿勢
転倒してしまった場合の注意点
転倒後は以下の症状に注意
骨折の可能性
背骨の骨折:立ち上がりや横になる動作で腰・背中に痛み
大腿骨近位部骨折:股関節周囲の痛み、片脚で立てない
頭を打った場合は頭蓋内出血の可能性
症状は数日から数カ月後に現れることもある
まとめ
転倒予防は多角的なアプローチが重要です
定期的な運動(筋力・バランス訓練)
転倒は一度起こると大きな身体的・精神的ダメージを与える可能性があります。予防に早めに取り組むことで、健康で自立した生活を長く続けることができます。









