扁平足とは
扁平足は足アーチ(土踏まず)が低下または消失し、足裏が扁平になった状態をいいます。
扁平足は発生した時期によって、小児期の扁平足と、成人期の扁平足に分けられます。小児期の扁平足は、成長に伴い自然に改善することがほとんどです。成人期の扁平足は、様々な原因がありますが、体重を受け止める靱帯や筋肉が弱まることにより徐々になるケースが多いといわれています。加齢による腱の変形や体重増加が背景になることがあり中年以降の女性や立ち仕事の人に好発します。
扁平足の症状と対策
成人になってから、加齢や体重増加により扁平足が進行した場合、内側のくるぶしの下のほうに痛みや腫れがみられることがあります。進行すると外側のくるぶし周辺や足底に痛みを感じたり、関節も動かしづらくなることがあります。
扁平足とスポーツの関係|扁平足は何が悪いのか?
扁平足により、足アーチの低下や消失がみられるとオーバープロネーションの状態になりやすくなります。
オーバープロネーションとは直立して足に体重をかけた時に、下腿(かたい)と足を縦線で結ぶと、内くるぶしが過剰に内側に倒れ込む状態を指します。
この状態では接地時の衝撃吸収が不十分になります。その結果、スポーツをする上でも疲れやすくなり、足首、膝、すねへの負担増加にもつながる可能性があります。
扁平足の疑いがある場合はどうしたらいいか?治療すべきか?
基本的に重症度が高い時以外は手術療法など外科的処置は必要ではありません。関節の柔軟性が失われ、歩行に影響があるなど重症の疑いがある場合には医療機関に相談しましょう。
ほとんどのケースでは、タオルギャザーなどによる足底の筋の強化や、アキレス腱のストレッチング、適正体重を維持するなどの療法が中心となります。またアーチサポート機能がついているインソールの使用をすすめられることもあります。
扁平足は治る?
扁平足のセルフケア
前述のように適正体重を維持するための取り組みとともに、足底の筋を強化することが保存療法として推奨されます。
足底の筋を強化するタオルギャザーと呼ばれるトレーニングは床にタオルなどを敷き、足の指でたぐり寄せるようにします。
最初はタオルだけで行い、慣れてきたらタオルの端に水を入れたペットボトルなどを置いて、負荷を上げていきます。 他には足の指で「じゃんけん」を行うように動かしたり、左右に大きく開いたり、指を反らせたり、曲げたり自由自在に動かすトレーニングがあります。
タオルギャザー
椅子に座った状態で足の前に小さなタオルを置き、つま先でタオルをつかんでかかとに向かってたぐり寄せるように引っ張ります。このときは大きな動作を意識して行い、動作の合間には足の力を抜いて繰り返すことが大切です。慣れてきたらタオルの端に水を入れたペットボトルを置くなどして、徐々に負荷をかけていきましょう。
足指じゃんけん
足の指を開いたり閉じたりする動作を繰り返します。 左右に大きく開きできるだけ大きく動かすようにします。
まとめ
- 扁平足は足アーチ(土踏まず)が低下または消失し、足裏が扁平になった状態をいいます。
- 小児期の扁平足は、成長に伴い自然に改善することがほとんどです。成人期の扁平足は、体重を受け止める靱帯や筋肉が弱まることにより徐々に扁平足となります。
- 扁平足により、足アーチの低下や消失がみられるとオーバープロネーションの状態になりやすくなります。その結果、疲れやすくなり、足首、膝、すねへの負担増加にもつながる可能性があります。
- 適正体重を維持するための取り組みとともに、足底の筋を強化しましょう。









