なぜ体は浮腫むのか❓
皆さんこんにちは!
投稿をご覧いただきありがとうございます👐
本日は【なぜ体は浮腫むのか】についてお伝えしていきます🌞
浮腫み(むくみ)とは?
体内の水分バランスが崩れて、細胞と細胞の間(細胞間質)に過剰な水分が溜まることで起こります。
人体の約60%は水分で構成されており、そのうち3分の2が細胞内に、3分の1が細胞外(血液と細胞間質液)に分布しています。
浮腫みが起こる基本的なメカニズム
浮腫みは以下のメカニズムで発生します:
1. 血管から組織への水分移動:
毛細血管の壁には微小な穴があり、通常は血液中の水分が組織に移動したり、組織から血管へ戻ったりしてバランスを保っています。
2. 水分バランスの破綻:
何らかの原因により、毛細血管から組織に移動する水分量が増加するか、組織から血管へ戻る水分量が減少すると、細胞間質液が過剰になってしまいます。
浮腫みを起こす5つの主要因
1. 血管内の静水圧の上昇
- 血管内の水分量が増加したり、静脈が詰まったりすると、血管から水分が押し出されやすくなります
- 原因疾患:心不全、腎不全、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症など
2. 血管内浸透圧の低下
- 血液中のタンパク質(主にアルブミン)が減少すると、水分を血管内に保つ力が弱くなります
- 原因疾患:栄養失調、ネフローゼ症候群、肝硬変など
3. 血管透過性の亢進
- 血管壁の通過性が病的に高くなると、水分が血管外に漏れ出しやすくなります
- 原因疾患:炎症、膠原病、内分泌疾患(甲状腺機能低下症)など
4. リンパ管の閉塞
- リンパ管の流れが詰まると、リンパ液が組織に溜まってしまいます
- 原因:手術や放射線治療によるリンパ節の除去・損傷
5. 長時間の同一姿勢
- 重力の影響で下肢に水分が滞留し、筋肉のポンプ作用が働かないことで起こります
- 原因:長時間の立ち仕事、座り仕事、車椅子生活など
全身性と局所性の違い
全身性浮腫:
- 全身の病気が原因で、手や背中なども含めて腫れる
- 心不全、腎不全、肝疾患、栄養障害、薬剤性など
局所性浮腫:
- 特定の部位に限局した腫れ
- 静脈瘤、血栓症、リンパ浮腫、感染症(蜂窩織炎)など
対処法
軽度の浮腫みであれば:
- 適度な運動(筋ポンプ作用の活用)
- 足を心臓より高く上げて休む
- 圧迫ストッキングの着用
- 減量(体重過多の場合)
- 塩分・水分摂取の調整
ただし、持続的な浮腫みや急激な浮腫みの場合は、重大な疾患が隠れている可能性があるため、医療機関での検査が必要です!
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皆様一人一人のお身体をしっかり診させていただき、矯正、ストレッチメニューを提案させていただきます🐻
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